となりの会社

家やマンションでもそうでしょうが、何年何十年隣同士で暮らしていても、お隣さんのうちにお邪魔するチャンスというのは滅多にないものです。今度、その隣のオフィス、しかも無人のそこに入る機会がありました。

テレビジャパンの並びの部屋はmortgageの会社だったのですが、昨今の金融危機で社員全員がレイオフされてしまいました。銀行や証券会社から資金を導入して、それを住宅ローンに組んで貸し付ける仕事をしていたのですが、資金が止まってしまい、業務が続けられなくなったようです。それに伴って、それまでかなりの人数の人たちが出入りしていたオフィスは空き家になってしまいました。

先週、ビル全体を管理するlandlordからテレビジャパンの総務に、「隣の部屋に什器が残っている。片付けるのが大変だから、欲しいものがあれば、何でも持っていっていい」という連絡がありました。そこで皆でおそるおそる(?)見に行きました。

部屋の中には家具などは残っていますが、がらんとしていて随分広く感じられます。洗い場はかなり大きくて、「うちより立派だなあ」という声も。電子レンジも残されたままで、「うちのはこの前壊れて買い換えたが、これを先に見ていればなあ」

そうした声も薄暗い部屋にこだまして、早々に退散しました。金融危機で、こういった空き部屋がマンハッタン、いやアメリカ中に数え切れないくらい出現しているだろうと思うと、本当に恐ろしい気がします。

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