花筏

5日の日曜日、花の名所、フィラデルフィアのフェアモント・パークで開かれた「桜まつり」にお邪魔しました。会場にでは日本舞踊や和太鼓、居合い抜きの実演などが披露され、たくさんのアメリカ人が熱心に見つめていました。また若い人たちは日本のアニメの主人公のコスチュームで会場を闊歩し、会場は熱気に包まれていました。そうした様子を見ていると、日本の文化は一部の知識人や趣味人の興味の対象から、多くの人々の関心を集める普遍的なものに変わってきている、ということを実感します。

その日はあいにくの強風で、花びらはどんどん吹き飛ばされて池の水面に散っていきました。「花に嵐」を口惜しく思う気持もありましたが、池に浮かんだ花びらはまさに花筏で、風のおかげでこういう風景が見られたのかもしれないなどと感じました。そして、「花はさかりに月はくまなきをのみ見るものかは」という『徒然草』の一節を思い出したりしました。

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