金髪のジェニー

ケンタッキーにお邪魔した時のことを先日書きました。「旅は3回する」と言いますが、たしかに旅に出る前、旅行している間だけでなく、帰ってからも、いや帰った後の方が深く旅している感じがします。

ケンタッキーは私にとって、フォスターの名曲『ケンタッキーの我が家』のイメージと切っても切り離せません。実際にその地に立ってみて、そのイメージが裏切られなかったことは本当に幸福でした。ちなみにこの歌はケンタッキー州の州歌になっているのだそうです。

ところでインターネットでフォスターの記事を見ていて、面白い発見をしました。彼の作品『金髪のジェニー』の原題は、”Jeannie with light brown hair”というのだそうです。これを「明るい茶髪のジェニー」と訳していたら、この曲があれほど日本で愛されることはなかったでしょう。原文の意味を踏まえた大胆な意訳ですね。

「昔の人は偉かった」と殊更に言うつもりはありませんが、外国語の訳語を見ていて、特に語源を踏まえた翻訳を知って、「見事だなあ」と感じることはよくあります。この前、シンデレラを「灰かぶり姫」と訳している古い本を見て、感心しました。Cinderellaの語源はcinder(消し炭)。「いつもかまどのそばで働いている女性」という、原語の意味を押さえた上での訳語でした。

最後はケンタッキーの話から大きく脱線してしまいました。

 

 

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