コンサート陸上

これまでの人生の中で最も繰り返し聞いてきた音楽と言えば、多分ベートーベンの交響曲第3番と5番だと思います。何百回も聴いてきたはずなのに、聞くたびに新しい発見と感動があります。

先日NYのカーネギーホールで、バレンボイム指揮、ウィーンフィルの5番を聞く機会がありました。きらきらと輝くような演奏で、オーケストラも聴衆も現代音楽の時とは違ったノリに心地よく浸ることが出来ました。

ひとつだけ困ったのは、楽章が終わるたび、後ろの席にいた音楽通らしい日本人男性の「ウン、今の楽章は○分○秒。この前のNYフィルの時より速いな」というご説明が聞こえてきたことです。

何度も耳にしているうち、何やら陸上の中継でラップタイムを聞かされているような気分になってきました。日本人の音楽ファンはお行儀が良くて、どこのコンサートでも評判は上々ですが、こういうのはちょっと・・・。その若い男性は女性とご一緒のようでしたから、ちょっと肩に力が入っていたのかもしれません。

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