アメリカの喫煙率

日本からアメリカに来られて、「アメリカ人は意外にタバコを吸うんだ」という感想を持つ人が結構多いようです。ビルの前にたむろして吸いまくる人間に、日々悩まされている私も、同じように感じる時があります。

タバコを吸う人の割合について、先日興味深い記事を見かけました。CDC(全米疾病予防センター)の調査によれば、全米の全成人の中で喫煙者が占める割合は2008年で20.6%で、2004年時点の20.9%とほとんど変わっていないというのです。アメリカ全体では5人に1人がスモーカーという数字は、日本にいて感じるアメリカ社会のイメージと、かなりの差があるのではないでしょうか。

CDCのホームページには他にも面白い数字がありました。最も喫煙率の高い州はウェスト・バージニアで26.6%。最低はユタの9.2%となっています。ユタの低さは明らかにモルモン教の影響でしょう。ウェスト・バージニアが高いのは、地元にタバコ産業があるからでしょうか。

ニューヨーク州ではタバコに非常に高い税金がかかることもあって、喫煙率は16.8%とこれまでの同州における率の最低を記録しましたが、この数字がこの先も下降していくのか、興味深いところです。

 

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