Skykine

最近、「人生3びっくり」のひとつというような経験をしました。他人様から見れば、全く大したことではないでしょうが・・・。

話はskylineという単語についてです。この言葉は自動車の名前などで小さい頃からおなじみでしたが、意味については漠然と「空に飛行機か何かが描く軌跡のことだろう」くらいにしか考えていませんでした。

ところが最近、何かの機会に辞書を引くことがあって、その本当の意味を初めて知りました。「地平線」とかいう意味もあるようですが、いちばんよく使われるのは「大都市などの、空を背景とするシルエット」という意味なんだそうです。自分が無知だっただけの話なのですが、へーっと思いました。何も知らないまま何十年も生きてきたことになります。

この季節、午後4時を過ぎると、空は一気に暗くなってきます。休日、掃除、洗濯、ごみ出しを片付けると、もうその時間になっています。なんにもしないまま一日が終わっていくのが空しくなって公園に走りに出ると、貯水池の西側に大きな夕陽が落ちかかり、それを背景にNYの高層ビルが鮮やかな輪郭を描いています。

「ああskylineとはこのことなんだ」と、言葉の本当の意味を知ってから、大都会の夕景が一層好きになりました。

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